「11月のとっておき!」にエッセイを寄稿 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 29, 2021 福音館書店の月刊絵本 ちいさなかがくのとも2021年11月号「あなほり くまさん」(作:あかし のぶこさん)の付録小冊子にエッセイを寄稿しました。「11月のとっておき!」のコーナーで、換毛期について飼い猫を思い出しながら綴りました。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
谷川俊太郎さんの講演 3月 19, 2013 土曜日に谷川俊太郎さんの講演を聴きに行ってきた。 参加者からの質問に答える形で進行していく。 ※話し言葉だけど、自分のメモと記憶を辿っているので、語尾は若干違う。 ー生活リズムについて 「ご飯は一日一食。睡眠は6~7時間くらい。昔はもっと寝ていたんだけど。最近寝るのが楽しい。寝るの大好き。もしかしたら僕は眠るように死ねるかもしれない。ライフスタイルは自分に合ったものを実行すればいい。ご飯が一食でも、肉食でも、その人の体に合っていれば健康でいられるよ。」 ー制作は自分にとって足し算ですか、引き算ですか? 「そりゃ足し算でしょ。ギャラもらえるんだから。いい詩が書けたらギャラがなくても足し算かな。」 ー何故今まで宇野亜喜良さんと一緒に作品をつくったことがなかったのですか? 「宇野さんは寺山のものだと思ってたから。触れちゃいけない領域の人だと思ってた。アンソロジー的な作品で宇野さんの絵に詩を付けたことはあるけど、一冊の本を作ったのは今回が初めてだね。」 ー伝えたいメッセージは何ですか? 「ないです。メッセージなんてないよ。伝えたいことがあったら、それはそのまま言うよ。僕は喜怒哀楽を詩で表現したことはないよ。感情を詩で表現しない。詩はメッセージじゃなくて、民芸品みたいなものだと思って欲しいんだよね。テーブルの上に素敵な湯のみでお茶出されたら素敵でしょ。その湯のみみたいなものだよ。」 ーどういう時に詩を書きたくなりますか? 「書きたい時なんてない。注文があるから書く。注文がなければ書かないよ。」 ー絵本の作り方について 「まず映画のシナリオを作るように、お話を考える。そのお話に絵描きが絵を描く。その絵に詩を付ける。絵が素晴らしければ、詩は付けない。余白はきれいにしたい。見た目にも、感じた時に余韻に浸れるようにも。ことばと絵の関係を大事にしたい。ことばは自分の表現ではなく、みんなとの共有物だから。」 ー詩を書く上で、気をつけていることは? 「漢字、抽象的な表現は避ける。」 ー好きな言葉は? 「『好き』って言葉が好き。」 ー過去作った中で一番お気に入りの絵本は? 「『コップ』という写真絵本。この時の福音館書店の編集者たちは、面白いものをつくってやるぞ!という熱意が凄まじかった。一番大変だったのは『ピーナッツ』。膨大な量... Read more »
舘野鴻絵本原画展「ぼくの昆虫記 ー見つめた先にあったものー」 7月 20, 2018 舘野鴻絵本原画展「ぼくの昆虫記 ー見つめた先にあったものー」7月14日(土)オープニングに行ってきました! 舘野先生とたてのくん。 偕成社から発行されている三部作絵本「しでむし」「ぎふちょう」「つちはんみょう」の原画展示が町田市民文学館ことばらんどにて9月24日(月)まで開催中です。三部作絵本の原画のほか、新たに制作されている三部作のうちのひとつ「がろあむし」の原画の一部展示や、制作動画、インタビュー動画、復元アトリエなど、見どころ満載の展示空間となっており、何度もぐるぐる見て回り楽しみましたが、まだまだ見足りないのでもう一度伺いたいと思っています。 舘野先生とたてのくんとなかの。 印刷して完成した絵本と違い、原画にはもちろん文章がありません。ですが「絵本原画展」として「ことば」を感じて楽しめる仕掛けが展示空間内に施されています。まだオープンしたばかりなのでネタバレはしないでおきますので(笑)、ぜひ会場で体感してみてください。私は今まで絵本原画展を何度か観に行ったことはありますが、このような空間づくりの絵本原画展を見るのは初めてでした! 大パネル前は撮影可能エリアとなっています。こちらは 「つちはんみょう」の見開きページの一部分。 オープニングイベントでは舘野鴻先生とケラトゴボーニ弦楽三重奏団による「しでむし」「ぎふちょう」「つちはんみょう」の生演奏付きおはなし会が行われました。アトリエや絵画講で舘野先生の読み聞かせを聞かせていただいたことは何度かありましたが、こうしたイベントで聞くのは初めてでとても感動しました。生演奏もとても素晴らしく(作曲はなんと舘野先生。絵本作家だけど音楽家でもある!?)、会場に多く集まった子供も大人も皆、真剣に絵本の世界に入り込み、虫たちのいのちの鼓動を感じていました。次回作の取材の様子などもスライドでこの日だけの限定公開でご紹介いただき、この日参加した人たちはとてもラッキーでした☆ 「しでむし」 「ぎふちょう」 絵本作家のかわしまはるこ先生(おはなしワンダー 「あまがえるのかくれんぼ」世界文化社発行) とも 記念撮影! 会期中は昆虫観察会、ワークショップ、対談、舘野鴻先生の公... Read more »
杉本一文先生の個展を見た 2月 23, 2016 2月18日(木) スパンアートギャラリーで開催中の杉本一文さんの個展を見た。ギャラリーに入った瞬間、杉本先生が「あ、どこかで会ったのは覚えてる」と仰っていて、「去年紀伊國屋展で…」と話したら思い出してくれた笑。去年の紀伊國屋展で出展した際に、杉本先生と受付当番が一緒だったので、そこで現在の創作活動や、過去の制作についていろいろお話を伺っていた。私の顔より絵の方を覚えていてくれたのが、何気に嬉しい。 【紀伊國屋展2015 終了しました その1】 http://njet2.blogspot.jp/2015/06/20151.html 去年お話を伺った蔵書票の現物を初めて拝見。意外と蔵書票って大きいんだなとか、依頼主の名前の入り方がユニークだったり、男性趣味のものだからエロティックな表現が多いとか、初めて知ることも多くとても楽しかった! 蔵書票は全てエッチングなので、通常の絵と違い安価。なので「こ、これは…私でも買える!」となり、作品購入。『創と壊』というタイトルをゲット!グッズは今までいろんな展覧会で購入したことはあれど、作品購入は初めてなので少し緊張。展覧会が終了したら取りに行く。もしくは終了間際に取りに行くかな。 杉本先生は横溝正史作品の表紙を飾るなど、その作品を知る人は多く、イラストレーターとしての実力・知名度はトップクラスで、ものすごいお方なのだけど、その表現に満足することなく、新たにエッチングという技法を使って、作家として新しい分野に挑戦している、という生き様が本当にカッコいい。画材を変えてまた一から新しいことをはじめることは、とても勇気がいると思うし、、頂点を極めた人なら尚更ハードルが高いような気がするんだけど、それをやってのけて、しかも新しい表現でも活躍して、新しいファンがたくさんいる、ということがスゴイ。これこそがプロの画家なのだな。モノクローム作品が大好きなので、杉本先生の繊細なエッチング作品が好きなんだけど、作家としても尊敬している。 オーナーさんが接写しなければ会場撮影OKしていただいたので撮影。記念撮影もしていただいた! ◆◆◆ 2月23日(火) 購入した作品を受け取りに行った。この日も杉本先生にいろいろお話を伺う。エッチング制作で使われるインクや紙のこと、海外で開催した蔵書票の展示会の... Read more »
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