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5月1日 文学フリマ東京に出店

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約2年ぶりに文学フリマに出店します。 7月のJPAL紀伊國屋展@ニューヨークで発表する「おすし」作品を、一足先に頒布予定。 本好きの方々、ぜひお越しくださいませ! 【第二十二回文学フリマ東京】 ブースNo:サ-02(マルカフェ文藝部サ-01と合体スペース) サークル名:njet,njet 日時:2016年5月1日(日)11:00~17:00 会場:東京流通センター 第一展示場 アクセス:東京モノレール「流通センター駅」徒歩2分 【新刊】 おすし-サーモン マルカフェ文藝部発行の掌握小説集「おすし」。本編には、8名の作家による、8編の物語を収録。すしネタを冠した作品タイトルは、こはだ/たまご/トロステーキ/サーモン/イカ/カルフォルニアロール/ふく/赤貝。表紙絵には、8ネタ全てが網羅されています。その中の「サーモン」(中川マルカ著)を取り上げて、挿絵をつけました。 本著はAmazon Kindleでご購入いただけます。 http://www.amazon.co.jp/dp/B00KYBAKN2 ー作品解説ー 「なあ、川に戻るの、何で」。産卵のために、命を懸けて川を上ることに疑問を持った一匹の鮭。安住の地を求め、故郷の石狩川へ帰ることをやめた鮭たちは、海に留まることにした。一方、鮭の消えた川に翻弄される熊のタケとイチ……「鮭の場合」と「熊の場合」の二つのエピソードからなる掌握小説。鮭の視点と熊の視点、それぞれのドラマを挿絵にしました。 挿絵は「未完成」です。予約した入稿日に間に合いませんでした…。 13カットのうち2カット完成、9カットラフ、2カット空白!!です。 今回お買い上げいただいた方には、7月以降、完成版を無料で配布いたします。 ①郵送 ②11月の文学フリマ東京で手渡し どちらかご希望のお渡し方法をお選びいただき、下記メールアドレスまでご連絡ください。 info@njet2.com  なかの真実 文:中川マルカ/絵:なかの真実 企画:マルカフェ文藝部 判型:B6 32ページ 価格:500円 ーーー 【既刊】 挿絵がおおきい物語 −食− 200文字以内の「食」がテーマのお話を10名の方々にお寄せいただき、そのお話に挿絵を描きました。10名の作家による、10の世界。見開き完結

劇団昴の公演「ヴェニスの商人」を観た

宮本充さんのお芝居を観たくて行ったものの、シェイクスピアを理解できるのか…初めてだしなんだか難しそうだ、なんて思ってたけど、とんでもない。とっても面白かった!泣きそうになった次の瞬間には笑ってたり、ヒヤヒヤしたりしんみりしたり、いろんな感情が揺さぶられた。 シャイロックに感情移入してたから、「ユダヤ人には目がないというのか?」のくだりや、裁判の最後に跪く場面では同情した。ユダヤ人差別が露骨で、裁判は理不尽だし(シャイロックの要求もマズイけど)絶対に相容れない宗教対立みたいな描写が悲しい。ジェシカは父親が受けた罰をどう思ったんだろう。シャイロック役の山口嘉三さんの演技が素晴らしくて、食い入るように見つめてしまった。あの迫力と雰囲気と表情と声を生で見られてよかった! アントーニオー役の宮本充さんの声には、自然と集中してしまうというか、聴かされるかというか、すごく引き込まれる。バサーニオーに対してどこまでも真摯で誠実なのに、シャイロックには犬畜生と唾を吐く、その二面性が恐ろしい。無宗教だからその感覚は分からないが、異教徒とはそんなにも悪なのか。宮本さん好きだけれど、アントーニオーはあまり好きになれなかった…。 ポーシャが賢くて強くて情熱的で可愛くて面白い。すごいぞポーシャ。いい女だ。ポーシャ役の望月真理子さんの声の響きが凄かった。「座れ!」と言った時、めちゃビビった。 「喜劇は悲劇」とはこういうことなのかな。アントーニオーを主役と捉えるなら喜劇、シャイロックを主人公と捉えるなら悲劇、だなぁと感じた。 (正確には「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。」らしいけど。) 劇場のPit昴は舞台と客席がすごく近くて、役者さんの表情をマジマジと見ることができるのがいい。一番後ろの真ん中に座ってたけど、それでも近い。シャイロックがこちらの方を見ながら語りかけてる時、その目を見て悲しみが伝わってきた。いや〜面白かった!また観に行きたい。 次回公演の「グリークス」も観に行きたいな〜!すばる倶楽部に入会してしまおうかしら。 劇団昴公式ページ  http://www.theatercompany-subaru.com/

Graphic Teeを着てまたまた撮影!

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3月に発売となったGrafic Teeの半袖柄を着て撮影会〜!@マルカフェ 左からマスターはBlue Kazoo、中央なかのはIBEX、右マルカさんは揚羽蝶の柄です。 THE NORTH FACE取扱店、または通販ショップにて、お買い求めください☆ http://www.nanamica.com/shopping/products/detail.php?product_id=1494 長袖柄の撮影会の様子はコチラ

マルカフェ美術部 第七回開催

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月に一回開催される、アートを実践し楽しむマルカフェ美術部。第七回を開催しました。 なるべく簡潔に書きたいとは思いつつ、今回も長文です。 ーーー テーマ「マルカフェで踊る人を描いてみよう」 マルカフェに、ダンサー平多理恵子さんが降りたちます。 【概要】 ●日時 4月24日(日)16:30-18:00(制作)/18:00‐19:30(講評) ●場所 Malu Cafe (マルカフェ) ●会費  ①制作のみご参会:1,500円/名様(ワンドリンク、税込) ②制作・講評参加:2,500円/名様(ワンドリンク、お食事、税込) 1.画材などについて ①使いたい画材は、各自ご持参ください。 ②ビニールシートなどは、マルカフェでご用意します。 ③エプロン等お洋服を守る道具は、各自ご持参ください。 2.ご飲食について ・参加費に含まれるワンドリンクは、ご制作中にもご利用いただけます。 ・ドリンクの追加オーダーは、随時お承りしています。 ・お食事は、講評時にご用意します。 ーーー 去年から「ダンサーを描いてみたい」となんとなく、マルカさんと話していたら、なんと実現してくれました!しかも超一流のモダンバレエダンサー・平多理恵子さんにモデルになっていただきました。 平多理恵子さんのプロフィール しかし、私は一度もダンスクロッキーを描いたことがないので、指揮をとる自信がなく…そこでクロッキー会Disegno代表、岐部たかし先生に取りまとめをお願いしていました!クロッキー歴50年、過去にバレエダンサーを何度も描いたことのあるという岐部先生は百戦錬磨。お願いしたところご快諾いただき、当日を迎えました。 平多さんには3種類ほどの衣装と、踊る際にかける音楽CDをお持ちいただきました。しかし岐部先生曰く、クロッキーの衣装は白が良いとのことで、何も知らない私はそのことが頭になく、当日になってそうだったのか…と知りました(クロッキーのような短時間制作では衣装の柄を描く時間がない、陰影が一番捉えやすい衣装は白だからとのこと)。日々勉強です。申し訳ありませんでした…。 「すでに踊ってきたので、アップはできています。」とのことで、16:30になるまでに軽く試しに踊っていただいたり、固定ポーズの調整をしてみたりします。打ち合わせをを終え、開始時刻

個展「棕櫚と、なかの真実」終了しました

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4月1日から24日までの個展「棕櫚と、なかの真実」が終了しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました!マルカフェ文藝部発行文芸誌「棕櫚」とのコラボ企画ということで、「棕櫚」表紙絵原画を中心に、短編小説集の表紙絵原画や、新作なども飾らせていただきました。出品作品は2007年〜現在に至るまで(間は空いていても)、ここ10年近く描いてきた絵を飾っていました。なので、なんか違うね、雰囲気変わった、次元が違う!など、作品の変化に気づいてもらったことが新鮮でした(自分では作品の変化にあまり気づきません)。これはグループ展ではなかなか味わえない感覚なのかもしれません。 美しいお花もいただきました。 ネオ店長も祝ってくれました。 クリスマスパーティーでマルカさんがゲットしたのは私が描いた干支。 お世話になっている先生方、友人やイラストレーターの方々などに加え、マルカフェでお食事しているお客様にも目に留めていただけて、たくさんの方々にご覧いただけたこと、本当に嬉しく思っています。お花や美味しい差し入れ、ありがとうございました。何よりも良かったと思えることは、「棕櫚」が売れたこと。より多くの方に「棕櫚」を知ってもらう、読んでもらうキッカケになったのであれば、この展覧会は成功したなと思えます。本の表紙を飾ることとは、その本を読んでもらうために1秒でも誰かの目に留めてもらう、一瞬でも気にしてもらう、そうした「機能」がないと表紙としての役割を果たしたことにはならないと思います。表紙絵に限ったことではないですが、とても責任あることなんだと実感しました。はじめは、楽しそうだから、声をかけられたから、なんとなく入部したマルカフェ文藝部ですが、自分の創作活動や仕事に対する向き合い方にまで、多大な影響を受けています。マルカフェ文藝部での活動をこれからも続けて、真摯に制作し続けていけば、もっともっと自分の表現は豊かになっていくだろうと、不確かな自信があります。そんな気持ちにさせてくれるマルカフェに乾杯! 「棕櫚」は5月1日の文学フリマで頒布します。マルカフェ店頭でももちろんご購入いただけます。 マルカフェさんが用意してくれた在廊用の席。作業もできます。 新作3点と、絵本「ジャンプ!」の原画が売れました。