【THE 5DAY ART CHALLENGE】5日目 最終日
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1日目/2日目/3日目/4日目
間が空いてしまいましたが、最終日となる art challenge 5日目は、「マルカフェ文藝部」で締めたいと思います。画像3点をアップするというルールを前回から無視ってるので、今回もそのように。
まず「マルカフェ文藝部」とはなんぞや?と思われる方が多いかと思いますが、2012年に東京都大田区にあるマルカフェというカフェ(私がよく投稿しているあのマルカフェでございます)で発足し、このマルカフェを拠点とした「見る・読む・聞く・語る」を、共にたのしむ創作集団です。部活動、チームって感じです。
現在は年に一回発行の文芸誌「棕櫚 Shuro」と、企画短編集の単行本、この2種の書籍を発行・販売しています。
所属している文藝部員は以下のとおり。
部長/編集:中川マルカ
副部長/校正・ご意見番:市川すなお
部員/石川友助、カフェラテ、猿楽徹、なかぎりせいじ、なかの真実
ゲスト作家には葛城美保子さん(クロッキー)、キリハリエEmiさん(切り絵)、オカザキトモノリさん(デザイン)、津川智宏さん(漫画)、天坂寝覚(自由律俳句)、ビンビールズのナマハゲさん(歌詞)、フントン(絵)、森瀬一琉さん(小説)などなど、数多くの作家さんがご参加されています。
私が初めてマルカフェを訪れたのは2012年の夏頃、そしてマルカフェ文藝部に入部したのは同年の12月でした。本文の文章寄稿はしていません。マルカフェ文藝部では表紙絵担当ということで、本の顔を務めさせていただいております。大変光栄なことです。本は読むのも作るのも好きで、学生時代からヘタなりに作っていましたし、卒業後はエディトリアルデザイン事務所に勤め、TV雑誌やインテリア雑誌等をデザインしていました。今でも個人制作で本を作っています。マルカフェ文藝部での活動は、個人制作では決して到達できない内容の本が作られています。なにより私では面白い小説を書けませんから。面白いものを作って、自信もあって、人に見てもらいたくて、でも発表する場所がない、機会がない、媒体がない、なら自分でやるしかない。実際にそういう思いがあるのかないのか、文藝部の方々から直接伺ったことはありませんが、私はそういうところに同調して、参加活動しています。
以下、発行書籍について。
①連作短編小説「スポラディックE層」
Amazon Kindleで販売中。1冊 500円。http://www.amazon.co.jp/dp/B00G96GIOG
著者:石川友助/カフェラテ/鈴木清涜/玉虫/中川マルカ/なかぎりせいじ
処女作となる「スポラディックE層」は、駅のホームに居る男を中心に、周囲の乗客が男をそれぞれの視点で視る・関わるオムニバス小説。物語に登場するホームに居る鳩と、ペットボトルを描きました。確かラフを3点提出して、この構成で行こうと皆さんに決めてもらい、進めました。製作期間は2週間くらい。
※「紀伊國屋展2015」第4週「ミステリー/迷宮の箱」に原画出展します。
ーーー
②文芸誌「棕櫚 Shuro」創刊号・二号・三号
マルカフェで店頭販売中。1冊 700円。
小説・詩・イラスト・デザインなど、文字とビジュアル両方を取り揃えた、アートな文芸誌!傾向は純文学系。「棕櫚 Shuro」はテーマを設けず、それぞれの作家が自分の書きたい話、書きたい文章を自由に表現しています。
創刊号の表紙絵は「ゴミの山」という2009年頃、デザイン事務所に勤めていた時に描いた絵を、部長のマルカさんにとても気に入っていただいて、トリミングして使用しました。
二号以降から描き下ろしとなります。本編に登場するモチーフを、マルカさんにいくつかピックアップしていただいて、その中から選んで構成しています。なので表紙絵を描くにあたり、私は本編を読んでおりません(汗)。完成して本になった状態で初めて読んでいます。
あ、でも三号は石川友助さんの「イシカリ」を読んでから描いたんだった。どれがイシカリなのか、本編を読んで当ててみてね。
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③企画短編集「おすし」
Amazon Kindleで販売中。1冊 500円。http://www.amazon.co.jp/dp/B00KYBAKN2
著者:天ケ瀬幹夫「ふく」/石川友助「コハダ」/市川すなお「トロステーキ」/カフェラテ「たまご」/鈴木清涜「赤貝」/中川マルカ「サーモン」/なかぎりせいじ「いか」/も り せ い ち る「カリフォルニアロール」
8名の作家が『おすし』のネタをテーマに執筆した短編集。
マルカフェ文藝部が初めて文学フリマに出店した際に、頒布した作品。テーマとなったおすしのネタを表紙絵に描きました。繋げると一枚の絵になります。8冊セットでは、高級な箱に入れて、バラン(栞)付きで販売。こちらの紙本は完売となり、現在は電子書籍として販売中です。
※「紀伊國屋展2015」◆第3週「ファンタジー/絵物語」に原画出展します。
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④企画短編集「えんにち」
マルカフェで店頭販売中。「えん」上巻、「にち」下巻。1冊 600円。上下巻セット 1,000円。
先月の文学フリマ東京で頒布したマルカフェ文藝部の新刊です。今回は本の版型は「棕櫚 Shuro」と同じA5版の上下巻となりました。表紙絵に何を描くか、これまたマルカさんのナイスアイディアで「お祭りのお面はどうかな?おかめとひょっとことか。」と話されていて、その場ですぐさま「それいいですね!お面にしましょう!」と、ラフも何も描く前に即決。いや、なんか一瞬で完成イメージが湧いたんですよね。こういうこともあるんですね。一気にドーパミン噴出される感じ。楽しく描けました。
表紙絵メイキングはこちら
ラフ編 http://njet2.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html
清書編 http://njet2.blogspot.jp/2015/04/blog-post_6.html
※「紀伊國屋展2015」◆第3週「ファンタジー/絵物語」に原画出展します。
えんにちと連動企画として小倉で活躍するグラフィックデザイナー・オカザキトモノリ先生によるお面ワークショップも開催されました。詳細はこちらの記事をご覧下さい。
http://njet2.blogspot.jp/2015/04/blog-post_13.html
1日目/2日目/3日目/4日目
間が空いてしまいましたが、最終日となる art challenge 5日目は、「マルカフェ文藝部」で締めたいと思います。画像3点をアップするというルールを前回から無視ってるので、今回もそのように。
まず「マルカフェ文藝部」とはなんぞや?と思われる方が多いかと思いますが、2012年に東京都大田区にあるマルカフェというカフェ(私がよく投稿しているあのマルカフェでございます)で発足し、このマルカフェを拠点とした「見る・読む・聞く・語る」を、共にたのしむ創作集団です。部活動、チームって感じです。
現在は年に一回発行の文芸誌「棕櫚 Shuro」と、企画短編集の単行本、この2種の書籍を発行・販売しています。
所属している文藝部員は以下のとおり。
部長/編集:中川マルカ
副部長/校正・ご意見番:市川すなお
部員/石川友助、カフェラテ、猿楽徹、なかぎりせいじ、なかの真実
ゲスト作家には葛城美保子さん(クロッキー)、キリハリエEmiさん(切り絵)、オカザキトモノリさん(デザイン)、津川智宏さん(漫画)、天坂寝覚(自由律俳句)、ビンビールズのナマハゲさん(歌詞)、フントン(絵)、森瀬一琉さん(小説)などなど、数多くの作家さんがご参加されています。
私が初めてマルカフェを訪れたのは2012年の夏頃、そしてマルカフェ文藝部に入部したのは同年の12月でした。本文の文章寄稿はしていません。マルカフェ文藝部では表紙絵担当ということで、本の顔を務めさせていただいております。大変光栄なことです。本は読むのも作るのも好きで、学生時代からヘタなりに作っていましたし、卒業後はエディトリアルデザイン事務所に勤め、TV雑誌やインテリア雑誌等をデザインしていました。今でも個人制作で本を作っています。マルカフェ文藝部での活動は、個人制作では決して到達できない内容の本が作られています。なにより私では面白い小説を書けませんから。面白いものを作って、自信もあって、人に見てもらいたくて、でも発表する場所がない、機会がない、媒体がない、なら自分でやるしかない。実際にそういう思いがあるのかないのか、文藝部の方々から直接伺ったことはありませんが、私はそういうところに同調して、参加活動しています。
以下、発行書籍について。
①連作短編小説「スポラディックE層」
Amazon Kindleで販売中。1冊 500円。http://www.amazon.co.jp/dp/B00G96GIOG
著者:石川友助/カフェラテ/鈴木清涜/玉虫/中川マルカ/なかぎりせいじ
処女作となる「スポラディックE層」は、駅のホームに居る男を中心に、周囲の乗客が男をそれぞれの視点で視る・関わるオムニバス小説。物語に登場するホームに居る鳩と、ペットボトルを描きました。確かラフを3点提出して、この構成で行こうと皆さんに決めてもらい、進めました。製作期間は2週間くらい。
※「紀伊國屋展2015」第4週「ミステリー/迷宮の箱」に原画出展します。
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②文芸誌「棕櫚 Shuro」創刊号・二号・三号
マルカフェで店頭販売中。1冊 700円。
小説・詩・イラスト・デザインなど、文字とビジュアル両方を取り揃えた、アートな文芸誌!傾向は純文学系。「棕櫚 Shuro」はテーマを設けず、それぞれの作家が自分の書きたい話、書きたい文章を自由に表現しています。
創刊号の表紙絵は「ゴミの山」という2009年頃、デザイン事務所に勤めていた時に描いた絵を、部長のマルカさんにとても気に入っていただいて、トリミングして使用しました。
二号以降から描き下ろしとなります。本編に登場するモチーフを、マルカさんにいくつかピックアップしていただいて、その中から選んで構成しています。なので表紙絵を描くにあたり、私は本編を読んでおりません(汗)。完成して本になった状態で初めて読んでいます。
あ、でも三号は石川友助さんの「イシカリ」を読んでから描いたんだった。どれがイシカリなのか、本編を読んで当ててみてね。
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③企画短編集「おすし」
Amazon Kindleで販売中。1冊 500円。http://www.amazon.co.jp/dp/B00KYBAKN2
著者:天ケ瀬幹夫「ふく」/石川友助「コハダ」/市川すなお「トロステーキ」/カフェラテ「たまご」/鈴木清涜「赤貝」/中川マルカ「サーモン」/なかぎりせいじ「いか」/も り せ い ち る「カリフォルニアロール」
8名の作家が『おすし』のネタをテーマに執筆した短編集。
マルカフェ文藝部が初めて文学フリマに出店した際に、頒布した作品。テーマとなったおすしのネタを表紙絵に描きました。繋げると一枚の絵になります。8冊セットでは、高級な箱に入れて、バラン(栞)付きで販売。こちらの紙本は完売となり、現在は電子書籍として販売中です。
※「紀伊國屋展2015」◆第3週「ファンタジー/絵物語」に原画出展します。
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④企画短編集「えんにち」
マルカフェで店頭販売中。「えん」上巻、「にち」下巻。1冊 600円。上下巻セット 1,000円。
先月の文学フリマ東京で頒布したマルカフェ文藝部の新刊です。今回は本の版型は「棕櫚 Shuro」と同じA5版の上下巻となりました。表紙絵に何を描くか、これまたマルカさんのナイスアイディアで「お祭りのお面はどうかな?おかめとひょっとことか。」と話されていて、その場ですぐさま「それいいですね!お面にしましょう!」と、ラフも何も描く前に即決。いや、なんか一瞬で完成イメージが湧いたんですよね。こういうこともあるんですね。一気にドーパミン噴出される感じ。楽しく描けました。
表紙絵メイキングはこちら
ラフ編 http://njet2.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html
清書編 http://njet2.blogspot.jp/2015/04/blog-post_6.html
※「紀伊國屋展2015」◆第3週「ファンタジー/絵物語」に原画出展します。
えんにちと連動企画として小倉で活躍するグラフィックデザイナー・オカザキトモノリ先生によるお面ワークショップも開催されました。詳細はこちらの記事をご覧下さい。
http://njet2.blogspot.jp/2015/04/blog-post_13.html
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